
日本電信電話株式会社(NTT)は、NTTグローバルデータセンター株式会社を通じ、総額約400億円を投じて京都府内に「京阪奈データセンター(仮称)」を建設する。2025年度下半期よりサービスを開始する予定。
建物は地上4階建て免震構造で、合計30MW(当初6MWから順次拡大)のIT機器向け電力容量を10,900㎡(4,800ラック相当)のサーバルームに供給。需要の高まりにより、関西圏の市場規模は2026年に電力容量で約500MWにまで拡大する見込となっている。
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過去記事(23年10月時点)
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				計画概要
| 計画名 | (仮称)京阪奈ビル増築工事 | 
| 敷地の地番名 | 京都府相楽郡精華町光台2丁目4 | 
| 用途 | 研究所 | 
| 構造 | 鉄骨造 基礎面積構造 | 
| 高さ | 28.34m | 
| 敷地面積 | 72,525.28㎡ | 
| 建築面積 | 9,182.77㎡ | 
| 延床面積 | 28,894.75㎡ | 
| 階数 | 4階 | 
| 事業者 | NTTグローバルセンター株式会社 | 
| 設計者 | 株式会社NTTファシリティーズ | 
| 施工者 | 株式会社大林組 | 
| 着工 | 2024年1月中旬 | 
| 運用開始 | 2025年下半期より | 
現場看板より引用

現地の様子(24年3月時点)

「データセンター、海底ケーブル等の地方分散によるデジタルインフラ強靱化事業」という総務省が実施する、データセンター、海底ケーブル、インターネットエクスチェンジ(IX)等のデジタルインフラの地方立地を支援する事業として、デジタルインフラ整備基金(特定電気通信施設等整備推進基金)を設置し、本基金を財源として、デジタルインフラ整備を行う民間事業者等に助成を行うものがあり、本計画のデータセンターが対象となっている。

現場入り口


IOWNの実現に向けて
「IOWN」とは、「Innovative Optical and Wireless Network」の略で「光ベースの革新的なネットワークの構想」という意味。本データセンターは、NTTグループの研究開発施設に隣接して建設することにより、IOWNの研究をさらに推進する。将来的には「電力効率を100倍に」、「伝送容量を125倍に」、「エンド・ツー・エンド遅延を200分の1に」するオールフォトニクス・ネットワークなどの実現に寄与する。
アクセス
住所:〒619-0237 京都府相楽郡精華町光台2丁目4
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