東京建物株式会社は、老朽化のため2023年3月に閉館した登録有形文化財「日本真珠会館」の跡地において、共同住宅・展示場・事務所からなる複合マンション「Brillia神戸旧居留地」の開発に着手した。神戸旧居留地では14年ぶりの新築分譲マンションとなる。物件の規模は、延床面積5,825㎡、地上13階建て、53戸の中規模のマンションで、1階・2階部分には旧建物を所有していた日本真珠輸出組合が新たな「日本真珠会館」を設け、旧建物にあった「神戸パールミュージアム」などの施設を設けた、複合型のマンションとなる。
目次
計画概要
建築物の所在 | 神戸市中央区東町122番1 伊藤町121番2 |
建築物の用途 | 事務所・展示場・共同住宅(ファミリータイプ53戸) |
工事の種別 | 新築 |
敷地面積 | 734.79㎡ |
延べ面積 | 5,825.29㎡ |
容積対象面積 | 4,462.51㎡ |
高さ | 42.77m |
階数 | 地上13階、地下1階 |
着工予定 | 2024年6月末 |
完了予定 | 2026年6月末 |
建築主 | 東京建物株式会社 |
設計者 | 株式会社D&D建築設計事務所 |
施工者 | 株式会社大木工務店 |
現場看板より引用
建築デザイン *画像は公式HPより引用
旧日本真珠会館の要素を取り入れた頂部デザインとなっており、真珠の持つ柔らかさをコーナー部のアールで表現。
旧居留地の西洋建築に見られる縦基調をアール型マリオンで表現。バルコニー手摺は真珠を優しく支えるツメを模し、ファサード全体で流れを意識したデザインとしている。
外壁の水平ラインを強調するコーニスという意匠や、高級感のある石張りの柱、ブロンズといった素材などを採用。旧居留地の西洋建築を意識したデザイン。
現地の様子(24年8月時点)
2024年6月着工ということもあり、まだ鉄骨は上がっていない。
アクセス
住所:〒650-0031 兵庫県神戸市中央区東町122−1
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