日本電信電話株式会社(NTT)は、NTTグローバルデータセンター株式会社を通じ、総額約400億円を投じて京都府内に「京阪奈データセンター(仮称)」を建設する。2025年度下半期よりサービスを開始する予定。
建物は地上4階建て免震構造で、合計30MW(当初6MWから順次拡大)のIT機器向け電力容量を10,900㎡(4,800ラック相当)のサーバルームに供給。需要の高まりにより、関西圏の市場規模は2026年に電力容量で約500MWにまで拡大する見込となっている。
目次
計画概要
建設予定地 | 京都府相楽郡精華町光台2丁目4 *NTTコミュニケーション化学基礎研究所(NTT京阪奈ビル)北側敷地 |
電力量 | 30MW(6MWより順次拡大) |
階数 | 4階建 |
投資額 | 約400億円 |
運用開始 | 2025年下半期より |
NTT ニュースリリースより引用
現地の様子(23年9月時点)
IOWNの実現に向けて
「IOWN」とは、「Innovative Optical and Wireless Network」の略で「光ベースの革新的なネットワークの構想」という意味。本データセンターは、NTTグループの研究開発施設に隣接して建設することにより、IOWNの研究をさらに推進する。将来的には「電力効率を100倍に」、「伝送容量を125倍に」、「エンド・ツー・エンド遅延を200分の1に」するオールフォトニクス・ネットワークなどの実現に寄与する。
アクセス
住所:〒619-0237 京都府相楽郡精華町光台2丁目4
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