兵庫県三田市にある市民病院について、現在、神戸市北区にある済生会兵庫病院との再編統合計画の検討が進められている。済生会・三田市・神戸市の三者は、済生会兵庫県病院と三田市民病院の統合を図り、新病院を建設して、当該地域の急性期医療の充実を目指すことで合意したことを24年6月に発表した。整備地については、上記地図の通り、神戸市北区長尾町宅原にある民有地(農地)の取得を目指すこととしている。
あわせて読みたい
三田市民病院・済生会兵庫県病院を再編統合／2028年度の開業を目指す
三田市民病院 兵庫県三田市と済生会兵庫県病院は、三田市民病院と済生会兵庫県病院を再編統合し、新病院を設置すると発表。新病院は両病院の中間地点に近い神戸市北区の…
目次
計画概要
済生会：新病院の運営者
三田市：新病院の設置医者
神戸市：建設用地の確保と一定の財政支援
４００〜４５０床を想定。
＜現在の病床数＞
三田市民病院 ：３００床
済生会兵庫県病院：２６８床
24年度中：新病院用地調査・用地確保・基本計画策定
25年度 ：設計・工事着工
28年度 ：統合病院開設
2023年7月の市長選で当選した田村市長について
三田市民病院と済生会兵庫病院の再編統合計画の「白紙撤回」を表明して2023年7月に市長選を制した田村市長出会ったが、11月24日の市議会本会議では一転して、「現在地での急性期医療の存続は不可能だと判断した」とコメントし、改めて再編統合に向けて協議を進る形となった。これによる三田市民からの反発は非常に大きかったものと思われる。
＊以下記事抜粋
医療維新 | m3.com
三田市民病院の再編統合「白紙撤回」を撤回、計画を再開へ
急性期医療の維持が急務となっている三田市民病院（兵庫県三田市、300床）を巡り、済生会兵庫県病院（神戸市北区、268床）との再編統合計画の「白紙撤回」を表明していた三…
現地の様子（2024年9月時点）
現地は農地及び上記のように雑木林が広がっている。2025年度よりまずは造成工事から着手されるのではないかと推測する。
アクセス
住所：〒651-1511 兵庫県神戸市北区長尾町宅原
コメント