豊臣秀吉が天下統一の拠点として築城した初代大坂城は、「三国無双の城」と讃えられる豪壮華麗な城であったと伝えられているが、1615年の大坂夏の陣で豊臣方が敗れた後、徳川幕府により豊臣大坂城を覆い隠すように徳川大坂城が築かれていることから、豊臣期に築かれた城は地下に埋もれたままとなっている。そこで大阪市は、「豊臣石垣公開プロジェクト」として、秀吉が築いた初代大坂城の石垣を掘り起こし、時代を物語る豊臣石垣の公開事業に取り組んでおり、その施設は2025年春にオープンを予定している。
目次
計画概要
大坂夏の陣から400年の節目を迎えるにあたり、初代大坂城の昭和59(1984)年発見の石垣を再び掘り起こす作業をしている。地中深く眠っている豊臣大坂城の本物の石垣を常に見ていただくことが可能となる。
向かって左側に見えるのは、大阪城天守閣と金蔵(重要文化財)。その手前に本施設を整備する。
地下階の石垣展示ホールイメージ。公開施設内部は、本物の石垣を見れる石垣展示ホールと、豊臣石垣を分かりやすく解説するガイダンスルーム(地上階)で構成。
現地の様子(24年9月時点)
アクセス
住所:〒540-0002 大阪府大阪市中央区大阪城1
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