「祇園甲部歌舞練場」耐震改修工事を実施しており、2023年春に完成を予定／施工は大成建設

大正二年に建てられた祇園甲部歌舞練場は、2022年春の再開館を目指して耐震改修工事が行われている。
京都の歌舞練場の中で最も長い歴史を誇る国の登録有形文化財であり、明治五年に始まった「都をどり」の会場として多くの人に親しまれ、長い歴史と伝統のある祇園の象徴的存在であるが、現行の耐震基準を満たしていないことから平成二十八年度の温習会を最後に休館し、現在耐震改修工事計画を進められている。

改修工事概要

耐震改修は、建物の外観と内部意匠を変えないように配慮しながら、劇場本体を鉄骨補強フレームで覆い、耐震安全性を確保するもので、併設する技芸学校は建て替えられ、また、国内外の観光客に人気の伝統芸能シアター「ギオンコーナー」も、現在の弥栄会館から同敷地内に移転する方向で調整が進んでいる。

現地の様子（2022年9月）

アクセス

住所：〒605-0074 京都府京都市東山区祇園町南側５７０−２