「（仮称）御所市防災市民センター整備基本計画」23年11月末の竣工を目指す／設計：久米設計／施工：鍛治田工務店

御所市は、近年、豪雨災害等が激甚化しており、災害発生時の避難の重要性が高まっていることから、市民に安全安心な行政サービスの提供と市民生活の向上を図ることを目的とし、防災拠点として、防災市民センターの建設を決めた。2022年6月27日より工事をスタートさせており、2023年11月30日の竣工を目指す。設計は久米設計、施工は鍛治田工務店にて着手している。

計画概要

御所駅周辺市街地の南側に位置し、まちと田園の中間にあり、西側の大和葛城山や金剛山への眺望を取り込む南北方向の建物配置とする。駐車場は全体で 100 台確保し、車椅子利用者用駐車場は、メイン出入口に近接して4台確保。建物四周に構内道路を計画することで、利用者と職員の動線を分離。また、建物のメンテナンスや緊急時の物資供給等の車両が通行しやすい計画とする。

日常的には、市民が集い、様々な活動、世代間の交流を促進するゾーニング・諸室配置とし、ひとたび災害が起きた際は、各室・各エリアが避難場所や災害対策・支援場所に迅速に機能転換する備えある計画とし、災害時は、施設全体で 1,000人収容可能な計画となっている。

建設地	御所市三室 111-1( 中央公民館跡地 )
敷地面積	8,444.96 m²
延床面積	5,326 m²
建築面積	3,015 m²
用途	事務所、集会場(500 席)
構造形式	鉄骨造
階数	地上 3 階、塔屋 1 階
建物高さ	14.95m
駐車台数	100台

現地の様子（2023年1月時点）

アクセス

住所：〒639-2306 奈良県御所市三室１１１