神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業は、JR三ノ宮駅南部で進めている再開発事業で、元々あった、サンパル・東横イン・雲井通小公園・中央区役所・勤労会館を解体し、バスターミナル、劇場、図書館、オフィス、ホテル等の複合型超高層ビルを建設する計画である。
再開発位置図
現在、工事着工しているのが上記緑丸部のⅠ期工事である。設計施工は大林組で、地上32階建て高さ約163mで延べ床面積は約10万㎡の大規模プロジェクトである。Ⅱ期工事は、現在も営業中のサンシティ(ダイエー、三宮オーパ2、専門店街)の敷地が対象であり、これから解体工事に着手されるものと思われる。尚、Ⅱ期工事の下にある、コスモビル、ブレンザホテルは比較的新しい建物であるが、Ⅲ期工事と位置づけており、将来的に再開発が行われる予定となっている。
ミント神戸・雲井通6丁目再開発ビルとの接続について
上記は2階平面図となるが、南側に公共デッキを整備する予定となっており、将来的に6丁目再開発ビル、ミント神戸と接続する予定となっている。屋根等を整備して、雨に濡れない通路としてほしいところ。
現在、三宮駅周辺の6箇所に分散している中・長距離バス乗降場には、1日約 1,400 便ものバスが発着しているが、「乗り換え動線がわかりにくい」「駅から周辺のまちへのつながりが弱い」「駅前広場の交通結節機能が弱い」などの指摘があることから、上記の通り、再開発エリアを乗車エリアとし、ミント神戸を降車エリアとする予定としている。
雲井通5丁目再開発 フロア図
地下1〜地上2階部分にに中・長距離バスのバスターミナルを配置。4~8階は約1800席の大ホールと区民ホールにも利用できる多目的スペースを用意。9~10階には、図書館と10階部に屋上庭園を整備。11~22階はオフィス、24~32階にはホテル「(仮称)EVOL HOTEL KOBE(エヴォルホテル コウベ)」が入る予定で、地上150メートルを超えるビルの最上階にプールを設ける予定で、最も高価な部屋は1泊20万円を想定している。
(仮称)EVOL HOTEL KOBE(エヴォルホテル コウベ)
六甲山やポートアイランド等神戸らしい景色を一望できる高さ約150mの高階層に位置し、最上階の幅30mのインフィニティプールをはじめ、眺望を楽しめるテラス付きレストラン、バー、スパなどを備える。
現地の様子(24年10月時点)
引用元
①新たな中・長距離バスターミナルの整備に向けた雲井通5・6丁目再整備基本計画(神戸市)
②雲井通5丁目再開発株式会社HP
③株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ 2023年の渋谷・ 富ヶ谷に続き、渋谷・道玄坂と神戸へ テイクアンドギヴ・ニーズが新たに2つのホテルを出店
アクセス
住所:〒651-0096 兵庫県神戸市中央区雲井通5丁目
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